〜(8)の続き〜

いよいよ彼氏が引越し、遠距離恋愛がスタート。

新生活にワクワクしている彼に、私も自分事のように嬉しく感じていました。

彼の機嫌が良いうちに、来月会いに行く約束をします。彼も嬉しそうに受け入れてくれ、私はより一層仕事に励むのです。

そんなある日、遠距離早々に問題が発生します。

彼女である私以外にも、彼の引越し先に〝別の女〟も一人で遊びに行くというのです。

キッチリと彼が断ってくれれば私も不安にならずに済む話なのですが、私の彼氏は一味違うということを忘れてはいけません。

それでは、続きをどうぞっ!

遠距離恋愛スタート

順調な二人の仲

新幹線に乗り、一人旅立った彼氏。私たちの遠距離恋愛が始まりました。

知らない土地に来て、自分で1から部屋の中を生活できるように整えたり、家具家電などを揃えたりと、大変ながらも楽しそうに充実した日々を過ごしている彼。

私は何が一番嬉しかったかと言うと、

彼は私に毎日、何度も電話をしてきては『今日はこのアイテムを買いに行くんだ』とか『これはどっちがいいと思う?』など迷いに対し私の意見を聞き頼ってくれ、購入後もまたすぐ電話をしてきては、状況を説明しながら自分の力で徐々に形づいていく部屋を、嬉しそうに私に話していたのです。

彼女として特別感もあり頼りにしてくれ、それが何より嬉しく幸せでした。

不安で仕方がなかった遠距離恋愛も、案外悪くないかも?と感じていた初期の頃です。

お前も寂しいんやないかい

彼が毎日連絡してきてくれるのはもちろん嬉しかったのですが、私には一つ思うことがあるのです。

それは、毎日電話してくる心理の一つに、引越し後の環境できっと寂しさもあるのでしょう。部屋を整えていく状況を私に話したかったのもあるとは思いますが、彼も自分一人では〝寂しさ〟〝誰かに認めてほしい〟があったからだと感じています。

何が言いたいかと言うと・・・

実は私が自分の引越しを完了した瞬間に〝急に寂しさに襲われた〟と前回(8)の記事で、SNSでバスケのお姉さまに励ましてもらったということを述べました。

そのことをSNS上で見ていた私の彼氏は、腹の中で馬鹿にしていたようなのです。

『寂しいとか言ってたけど、何言ってんだと思ったよ。理解できない。アレはどうかと思ったよ・・・。』

と、彼が旅立つ前のまだこちらに住んでいた時に、ボソッと言われたことがあったんですよね。

まぁ確かに、そんなことSNSでつぶやくなよと言うのは分かりますが、Facebook内のほぼ友人だけのフォロワーの中でつぶやいたのですが、それすらウザかったようです。

その投稿を見た彼は当時、私に連絡してくれることもなく、内心馬鹿にしていただけなわけです。

そもそも、私の病的な精神状態が続いているのも、彼が起こすモラハラ気質全開を私にぶつけているからであり・・・と、まぁそんなことを彼にいくら説明したって通じないので何も言いませんでしたが〝彼氏がいう言葉かよ!〟て感じです。笑

その心の無さというか、冷たさが本当に〝その人の人格がよく出ているんだな〟ということが分かります。

つーかお前も今引越して、寂しさや退屈さを埋めるため・一人で頑張っているのを認めてほしくて私に電話してきてんじゃねーか。と。

私は彼が好きでしたし電話が来たら快く、彼のワクワク感を受け止めてあげたく電話に出てあげていましたが、逆の立場で私が彼にめっちゃ電話していたら、不機嫌になりキレていたんだろうなとも思います。てか絶対にそう。

本当、自分に甘く彼女に厳しい奴ですね。それがモラハラの自分勝手さなのでしょう。


ちょっと愚痴の章でした。失礼いたしました。

バスケ仲間の裏切り

ブス女が彼の部屋へ泊まりに行く?!

彼が引越してから順調に思えた二人の仲でしたが、やはりこの二人には〝安心と安定〟は中々味方をしてくれません。

新生活が始まり、毎日のように私に電話をしてくれる彼との平和の間に、早くも問題が起きてしまったのです。

来月、会いに行く約束をしていた私の他に、どうやら〝別の女も彼(私の彼氏)に会う為に一人で遊びに来る子がいる〟と、彼本人から伝えられるのです。

はい・・・?
お前、私という彼女がおんねんで?


しかもその女というのは、バスケ仲間の若い女の子。

見た目は、地味でスポーティー。真面目な子で私もよく一緒にバスケをしている子。その時までは嫌いなわけでもなくむしろ可愛がってあげていた方でした。

その子もその子で〝私と彼が付き合っているのを知っていて〟よくそんなことができるな?と。

いつもニコニコ純粋歳下キャラで、私と同じバスケ仲間として一緒にやってきたのに、陰で人の彼氏とイチャイチャ連絡取り合ってたんか。

という心情に。

確かに彼は引越す前に〝遊びに来て〟と色々な人にフランクに言っていました。私が遠方に引っ越す場合でも恐らくみんなに言うセリフだと思うので、そこは別に良いのです。

でも実際、仲間の恋人の居場所へ異性が一人で遊びに行く・・・それは違うだろう、と思います。


そして彼からも信じられない言葉が・・・

その子が一人で新幹線に乗って遊びに来てくれるのなら『宿代がもったいないだろ』『他(宿泊所)探させる訳にはいかない』と言って、〝自分の部屋に泊まらせるんだ〟と、平気で私に言ってきました。


どこまでも自分勝手で彼女に対する思いやりのカケラも無く、優先順位も低い。しかし他の女への配慮はピカイチ。それにより自己を満たす男。本当にオンナ好き野郎。

常に彼女を不安にさせ、相手が傷付くことすら想像力に欠けるモラハラ&承認欲求強め男に、涙無しでは付き合い続けられなかった私。

当時の私はどうしても〝彼と別れたくない一心〟で、どんなことがあっても彼の異常な言動を受け止めてしまうのでした。

〝実現〟してしまいそうな不安と恐怖

彼が相手・彼女の気持ちを考えられない男であるというのは、この一年以上付き合ってきて痛いほど理解しています。

今までは彼も実家生活だったので〝女が家に来る問題や不安〟は無かったのですが、今回の件により新たな不安要素として、彼の一人暮らしが怖くなりました。

他の女が泊まりに来ると言えば軽々しくOKしてしまう奴だということが改めて分かったので、早くも私は〝不安が付きまとう遠距離恋愛〟に陥ります。

私の彼は、そもそも〝一人で遊びに来ちゃうような女〟と普段からそんなLINEメッセージを二人でしている時点で、気持ちが悪いしアウトじゃね?!と思ってしまうのは私だけでしょうか?

実際私はどうしても、【女の子が一人で彼に会いに行くという行為】が不安で無理な為、その子が一人で遊びに行くことを彼に〝嫌だ〟ということを伝えたのですが・・・

彼はこんなことを私に言い放ったのです。

『彼女なら我慢しろ。ただのバスケのあの子だぞ、あいつも俺に〝そんな気〟は無いだろ。大丈夫だろ。だから嫌だとか彼女として言うな、あなたにそんなことは言ってほしくない。』

と、私の不安を拒否したのです。

いやいやいや、論点ズレてるって!!!!

お前、さんざん私に『俺が嫌なことはするな!!!』とキレていたのに、私が嫌がることは平気でするんですね・・・?

素晴らしいっす。

やはりそんな調子で人の気持ちを考えられない彼氏に何を言っても無駄。ショックを受けるだけで、余計こちらが疲弊してしまいます。一発ビンタして即別れるべきでしょう。


そして、さらに彼はなんと、来客者用に折りたたみベッドまで買っておくと、張り切っているのです。

異常、、、異常だ、

別れない私も異常だ・・・


今まで仲良くしてきた、一見、純粋そうで可愛らしい歳下のバスケ仲間の女の子だったが、その件以来、私はその子に対し不信感を持つようになったのです。

本当に残念であり、その子のことを悪く言いたくなかったので悲しい出来事でした。

普段から二人は楽しくふざけたLINEメッセージをしているような節も、思い返せばバスケ後のファミレスで一瞬、二人で楽しそうにLINEについて会話してたなーとも思い出したのである。その時点で既にその子は要注意人物だったわけです。

まぁ、結局その子が彼に会いに行ったか否かは、私が付き合っている間にはなかったようですが・・・真実は知り得ません。

次回、
恋人同士の幸せな時間
所詮、〝都合のイイ女〟
などをお話しします!