〜(5)の続き〜
一人の男性と付き合ったことで私の心身は完全にヤラれ、メンタル崩壊状態となってしまいました。
それでも『彼と一緒にいたい、結婚したい』と思っている馬鹿な私。
【モラハラ+承認欲求強め】の彼氏は、相手の気持ちを省みることは一切しないため、彼女である私が苦しむ一方の最低な恋愛でした。
しかし彼は『もう好きじゃない』と言うことはなく、むしろ時々、突然『好きだ』と言う表現や、彼が疲れた時に私を頼ってくれることもあり、仲が良い楽しい時間も一応ありました。
私は〝大好き〟という名の依存状態だったので、険悪なことがあっても心は彼に支配され、この関係は続いていくのです。
ここ(6)まで読んでくださった皆さまには感謝ですが、ネガティブな内容が多くてちょっと疲れちゃいますよね。
しかし、この物語にはこの先、色々な展開と、結末・オチが待っていますので、最後までお付き合いくださると幸いでございます。
それでは、続きをどうぞっ!

『他人の世界で生きる・・・』
これは、とてつもなく苦しいこと

この言葉は、不安が取れなくてしんどい時、親身に相談に乗ってくれていたある知的な友人に言われた一言でした。
『他人の世界で生きる・・・これは、とてつもなく苦しいことよ』
確かに・・・
私は彼の機嫌を伺いながら、彼の世界観に合わせてその中で、自分自身を犠牲にし、必死に生きていた・・・。
〝彼がすべて〟になっていた、侵された私の世界。
この頃、完全に自己肯定感が下がり、
自分らしく発言、行動、判断・・・それらができなくなっていて、心からの笑顔も消えていたのです。
何か信じられる・安心できる〝支え〟というものがないと、今すぐにでも倒れてしまいそうで・・・その不安から何かにすがりたかった精神状態に陥っていました。
もう健全じゃない、コレは病気。
身体のヘルプサインだと気付くことができれば、早めに治療や回復を見込めますが、私は気付けなかった・・・

周りの人たちに何を言われても現状から抜け出せないのなら、躊躇せずに心療のプロに頼ってほしい!!!!経験した私だから、本当にそう思います。
まじでヤバい?!メンタル崩壊の異常行動

前回の記事(5)で【支配された心、身体の異常信号】の部分で少し書きましたが、私自身が印象的だったことを少し追記しますね。
時々発症する、彼の無視・音信不通が起こるともちろん私自身までとてつもなくダークな心境になるわけで、
仕事中など日付を目にすると、
(はぁ・・・数日前の◯日までは仲良かったのに幸せだったのに・・・その日に戻ってほしい・・・はぁ。)
と何度も心の中で繰り返し、日にちが過ぎるごとに考えていたのを覚えています。
そうなるともちろん、仕事も手につかなくなり食欲も落ち、不眠症が悪化するという状態になっていました。
そしてそんな状態で、自分のデスクに座っている時の話です。
先ほどもお話しした、〝何かにすがりたかった精神状態に陥って〟いた為、私はデスクにあるものを置いていました。
その〝あるもの〟とはこちらです⬇︎

当時販売されていた、【ハッピービスコ】の期間限定のカワイイ箱です。
よく見て読んでください・・・優しい言葉が書かれているでしょう?
『そのままのキミでいいよ❤︎』
『キミらしいキミが、いちばんステキ❤︎』
そう、私はこのお菓子の箱を自分のデスクに置いて、深呼吸をしていた。不安が取れない病に侵された苦しい心をなんとか少しでも楽にしようとしていたアイテムの一つです。
いや、コレ、ガチです。
一つの〝お守り〟みたいなものですよね。
〝自分らしさってなんだっけ・・・〟
お菓子の箱を見ては安心を求めるという行為をしていました。
それとあともう一つ、
オフィスで使っていたマグカップは、昔に相田みつを展で購入したもので、そこには
『しあわせはじぶんのこころがきめる』
とあり、そのマグカップに書かれている詩を給湯室でコーヒーを淹れながら、ボーッと眺めては、落ち込んだ心で考えさせられていたのを覚えています・・・。
そしてある夜、会社の仲の良い人たちで飲んでいる時のことですが、
彼の無視・音信不通中、あまりにも正気を失っている私を心配して、特別仲が良かった女性が、
『今日ウチ泊まる?一人でいるより少しは楽になるんじゃない?』
と声をかけてくれたので、飲み会終わりにそのまま泊まらせてもらうことがありました。
とにかく不安が襲い続ける精神状態だったので、
『大丈夫だよね?大丈夫だよね?』
と、私は彼女に繰り返し何十回も聞き、
『うんうん、大丈夫。大丈夫だよ。』
と優しくなだめてもらい、私はなんとかその晩は眠ることができたのです。。。
【最低な恋愛】というものは、
自分自身の心身に悪影響を及ぼす他、周りの人たちにまで迷惑をかけてしまうもの。
正常じゃない精神状態とはいえ、病気レベルとまでは分かっていない身内や地元の友人から
『そんな酷いなら、そんな奴と別れちまえばいいじゃん!』
と私にイラついたのかキレた口調で言われたこともあり、
〝酷くても別れたくはない〟私からしたら、その上っ面な思いやりのない言葉に私もムキになり、一瞬飲みの場が険悪になったこともありました。
今、思い返しても本当に〝これも良い思い出だな〟なんて決して言えません。
なる早で別れておけば、という後悔ですね。
初めての年末年始は無事?
バスケ仲間と一緒に

夏にT氏と付き合ってから半年間、色々ありまくりでしたが、この年も終わりを迎える頃の話。
(3)の記事で一瞬紹介したことのある、【バスケ仲間用に借りていたアパート】で初めて年越しパーティーをすることになっていました。
決して広いとは言えない部屋でしたが、12月31日の夜はバスケ仲間、25人くらいは部屋に居たんじゃないでしょうか。
買い出しやらそれぞれが準備し、プシュッと缶を開けて乾杯!!!!
肝心な彼はどうしたかというと・・・数週間前まで、絶讃【無視・音信不通】期間中でした!
が!痺れを切らした彼から『お久しぶり』の一言と同時に、今度自分が出る試合の日程を送ってきて、見に来れば?と言うようなLINEメッセージで一旦連絡が取れる状態に。
(つーか、付き合っていて〝お久しぶり〟ってなんやねん。)
ということで無事、年越しは無視はされておらず。ただ、彼はバイトが入っていて終わり次第(夜中〜明け方)の合流予定です。
その場に彼はいなくても、私は楽しい時間を過ごせていました。
もちろん、スマホをチラチラ確認しながら、(来なかったらヤダなぁ)という不安はありましたが。
バスケ仲間と過ごす年越しは本当に楽しい時間でした。
そして予想以上に彼の到着は遅く、外が明るくなる頃に無事合流。彼が来た途端、私はめちゃめちゃ嬉しい気持ちになったのです。
その時点では6人くらいしか残っていなかったですが、その数人でテレビゲームをして過ごし、また買い出しし、夕方近くまで一緒に過ごせました。
私にとっては仲間はもちろんですが、何より〝彼がいる〟ということがその場での安心であり、楽しくも本当に幸せな時間の年越し&新年一発目でした。
彼との間に何も問題が起きなくて良かった・・・という安堵の気持ちも含めてですね。
まぁ先に言ってしまうと、
翌年の年末年始は最悪な【無視・音信不通】になってしまうんですけどね・・・笑
私の誕生日はまだなんですけど・・・
まさかの〝サプライズプレゼント〟?!

新年が明けて少し経った、まだまだ寒い真冬の頃。
私は相変わらずバスケットをよくしていて、バスケ仲間と過ごす日が多くありました。
ある日の夜、バスケ後に最寄りのファミリーレストランでいつものようにバスケ仲間と食事を楽しんでいて、その中には彼氏であるT氏も一緒にいました。
食事と会話を楽しんでいると、突然彼に外に出るようにと呼び出されます。
不思議に思いながらファミレスの駐車場に行くと、彼が車のトランクを開けたのです。
そこには、結構大きな紙袋が置いてあり・・・
『ちょっと早いけど・・・誕生日のプレゼント』
『・・・え?!』
普段そんなことしない彼なので、素直に嬉しかったんですよね。
と同時に、私の誕生日は1ヶ月以上先なんだけどな・・・という心理が。笑
大きな紙袋の中身、彼からのプレゼントは〝ドラムバッグ〟でした。
バスケ用のバッグを持っていなかった私に、コレを使いなさいという感じでプレゼントしてくれたのです。
とても嬉しかった・・・。
頻繁にバスケに参加していた私に、1ヶ月先よりもすぐに〝ソレ〟を使って欲しい彼の気持ちも分かります。
しかし誕生日当日は別でなんか嬉しいこと、あるかなと期待もしましたが何もありませんでした・・・笑
まぁ・・・彼なりの頑張りだったのかな。と思い、そこは感謝しています。
シャイで不器用な彼は、付き合いたてのような『大好きだー!』は決して見せないけれど・・・珍しく行動で愛情を見せてくれた出来事でした。
こういうことがあるから、本当に別れられなかったですよね。
付き合って2度目の彼の誕生日は・・・?
さらにどん底へ落ちる

季節はだいぶ先へ移り、夏になった頃。
もうすぐ付き合って2度目の彼の誕生日が来ようとしていました。
私の中では、記事(2)でお話しした去年行った花火大会にまた行きたいなとか、とにかく二人で幸せな時間を過ごすことを考えていたのですが・・・彼は違ったようです。
誕生日、数週間前くらいのこと。
LINEメッセージ中、誕生日のことで今年も花火大会に行かないかという提案などをしていると、彼はまったくそんな気持ちではなかったようで、何が気に障ったのか不機嫌。
私は自分の〝不安な気持ち〟を伝えると、色々と細かく私に対してキレ始め、最終的にブチギレていました。
その瞬間、LINEはブロックされ、電話も絶対に出ず・・・なんとかFacebookのメッセンジャーアプリから必死に送信してみるとそこには返信が来たのですが、やはりブチギレている勢いは止まらず。
『彼氏の誕生日をお祝いしたいって思う気持ちは普通じゃないの?』
『去年とは大違いだな・・・。』
と両方とも私が送った内容だが、まったく響かず、むしろ〝私の彼への不安な心情が重い〟とイラついている様子でした。
毎回、全部彼が悪いとは思いませんが、心を不安にしているのは彼本人なんですけどね。
そこに気付いてくれないから、平行線。
というわけで!大事にしたいと思っていた付き合って2度目の彼の誕生日直前に大喧嘩?彼がブチギレ閉店ガラガラ状態になってしまいました。
私は話がしたく必死に連絡を取ろうとメッセージや着信を残したりするが、
もう彼が無視ゾーンに入ったなと分かると、私は執拗に連絡はせず、ただただ相手の出方を待つようにしていました。(無駄なので)今回もそうしました。
とは言いつつ、もちろん私の不安な精神状態もMAXになるわけで・・・またまたこの先、どうなってしまうのか。
楽しみにしていた彼の誕生日は無事、祝うことはできるのでしょうか・・・
それにしても、ナゼ?こんなにも交際相手に怒り狂いブチギレる神経が生まれるのでしょうか、私には理解ができません。
そのような恐ろしい自分が出現してしまった時点で、キレた本人も別れの選択を判断すべきです。
次回、
彼の恐ろしい本性、
そして二人の間に起こる〝転機〟とは?